2008年08月17日

営業としての素質

 おそらく、営業員0人やマーケティング・スタッフ0人でありながら会社が成長し続けることが理想でしょう。何故なら、どんなに優秀な営業軍団を有していても、製品やサービス、技術などの「商品力」にかなうものはないからです。

 例えば、開店前から行列が出来ているラーメン店などは特に宣伝もせず、口コミで伝わり、営業宣伝費0の理想的な姿と言えます。
 「商品力が基本」とした上で、なかなか甲乙がつけ難い業種もありますし、建設やプラントのような実績や会社の総合力で勝負する世界もあります。

 それなりの額の買い物となると、通常は何社かのコンペとなり、よほどの違いがないと懇意にしている業者に決定される。価格競争をさせる意味合いもありますが、一般にはコンペ前におおよそ業者は決まっている雰囲気が多いのも現実でしょう。

 この苦境に満ちた状況の中で信頼を勝ち得ていくためには、会社の代表者として、自社の総合力を引き出し最高のコンセプトで提案活動をする人間性豊かな「営業員」が必要となります。

 歴史的に信頼関係を築いてきた顧客を担当する営業と新規開拓なり、「ひっくり返し」営業とは求められる営業技術に格段の差があることはすでに述べたことがあります。また個性が輝く必要があるのも後者の方です。何故なら、競争相手の営業マンにも優れた人物が参加している可能性が高いからです。

 付き合いのあまりないお客さんであるために、情報量が極めて少ない不利もあります。
 会議室や応接室だけで話を進めて、早く帰ろうとする営業がいますが、残念ながら、職種を変更した方が会社のためです。
 様々な現場を案内してもらい、なかなか帰ろうとしない営業は見込みがあります。情報量の差が決定的なコンセプト構築の斬新さに繋がるのです。お客さんのことを徹底的に知りたい、人間が大好きという姿勢に満ち満ちていないと「ひっくり返し」は無理です。

 日曜日には必ず礼拝に通う熱心なクリスチャンである営業がいました。ところが、同僚とはあまり付き合いもなく、後輩からは慕われず、自尊心の強い孤高の人でした。人間があまり好きではない感じです。
 当然、お客さんの心の中には飛び込むことが出来ず、応接室だけで会話し、標準的な提案書を書くものですから、「ひっくり返し」など到底無理です。新規開拓をしない、顧客だけを担当する営業部門に異動して頂きました。本人には伝えませんでしたが、本当は営業に向かないのです。

 余談ですが、教会とは「愛」を知り、「愛」を確認し、「愛」を実践する場でないといけないはずなのに、人間嫌いの孤高の人も熱心な信者となるものと感心した覚えがあります。

 人を愛する、お客さんを愛する、その基本は単に営業としての資質だけでなく、企業人としての資質だと思います。


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2008年08月13日

クレーム処理

 携帯電話の電池の調子が悪く、すぐに残量不足を訴えてくる。
 早速、「『マイ』ショップ」にご相談、と電話をする。『一年お使いですか』、『ギリギリやねん』、当然購入日付を調べてくれるものと思った。『個人情報なので、電話では…』、『買った電話でかけている。何が個人情報やねん』と訳の分からないやり取り。 
 やはり電池の「腹ペコサイン」の頻度には我慢ならないので、別のショップに行く。『電池のテストをしますので、10分お待ち下さい』、『電池が悪いに決まっとるやろ』、『本体が故障している場合もあるので…』。検査の結果は、電池は特に問題がないとのこと。
 とりあえず新しい電池に交換し、様子をみることにした。その後調子は悪くはなく順調そのもの。????。電池のテストとは何だったのだろう。

 電話で本人確認が出来さえすれば、たかが購入日付を電話で知らせることが「個人情報の開示」などという大袈裟なものなのか、ドコモにメールしてみた。
 さすがに立派な文章で、店員の対応のまずさを丁寧に詫びてきた。今後もさらに店員教育に努力しますとあった。
 確かに、対応したおそらく新人店員の受け答えにも問題があるが、店員教育にすり替えはおかしい。逆に店員教育は見事に成功している。『トラブルのもとになるので、電話では回答せず、来店してもらう』が教育の基本にあるはず。
 クレーム処理担当は教育に努力するとの回答だから、私の疑問とは反対方向に努力することになり、丁寧な文章に少しムカついた。
 クレーム処理担当からは結局、〓購入日付位で個人情報開示と大袈裟なものなのか、〓私の購入日付はいつなの?については何ら回答がなかった。相手をなだめることがクレーム処理と思っている感じが匂う。『どう、プロとしての文章、クレーム処理はこうやるのよ』と自慢気な匂いもある。
 クレームをすることが趣味ではないかと思えるような病的な変質者も確かに存在する。しかし、そうでない場合、慣れた処理の仕方ではなく、もうひとつ突っ込んだ問題の本質に気づいて欲しいと感じた。

 『携帯電話の購入日付』という馬鹿げた些細な問題なので、特にどうでもいいが、通常、クレーム処理担当には権限がない。よって、内々に穏便に済ます傾向にどうしてもなってしまい、穏便処理プロが育ち、会社の改善に繋がる大切な課題を見逃してしまう。

 クレーム処理の仕組みをどうするのか、非常に重要と考えさせられる、穏便処理プロの文章に出会った日でした。


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2008年08月04日

親離れ

 中学生くらいの子供がバスジャックしたり、父親を殺したりと哀しい事件が続いた。バスジャック事件の男の子は私の故郷の住民だったため、地名が何度も報道され、さらに寂しい気持ちになりました。

 子供は天使の時期が結構永い期間続きます。しかし、ある時期徐々に悪魔が住み付きます。そうです、「大人になるための試練?」と言われる反抗期がやってきます。

 精神病理学も研究は進んでいるはずだし、いまでも反抗期は大人になるためのミソギ期間というような幼稚な結論のままなのだろうか。

 大家族であれば、さほど子供一人に注目がいく訳もなく、反抗期も大したことにはならず、いつの間にか越えてしまう。
 少子化とは核家族化と共に、子供逹に精神的な負担を与えているものと思えます。かつては、父親は家長として威厳があり、少し怖い存在であった。ところが、核家族化によって、友人的な親しみ易いイメージが定着している。よって矛盾に満ちた社会に少し気付き始め、大人の代表としての父親を少し汚く、うっとうしく思った時、簡単に包丁を持つ現象が起きてしまった。威厳のない父親像が、果たして正しいのか、考えさせられます。

 私事で恐縮ですが、反抗期を経験していません。小学生の低学年の時期に「私は誰?」、「何処から何処へ行くのか?」という小学生らしくない命題に苦しんでいた。昼間は普通の小学生でしたが、夜ウトウトとした時間になると、この怖い疑問が時として私を襲った。結論などあるわけなく、宇宙の中で、だった一組の夫婦に私が産まれたのは奇跡と考えるようになっていて、両親に対しては「感謝」しかなく、精神的な親離れは中学生の時期には、とっくに終了していた。

 『親を困らせようと思った』とバスジャックの少年は発言しているし、20代30代の犯罪者の中にも、この発言は多い。
 少子化、核家族化は「親離れの機会」を失わせたり、遅らせたりしているのではないかと考えさせられる。


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2008年07月20日

イラン

 イランでは『神が指示なされた』と叫んで、現場司令官がミサイル発射命令を出していた。ミサイルは北朝鮮のそれの改良版らしい。

 イスラエルや米国に対する威嚇と核攻撃を推測させるデモンストレーションのようです。

 あらゆる事に「神の御意志」とされると、神も迷惑な話でたまったものでない。『ミサイルに興味ないよ』と神が直接言って欲しいものだが、決してあり得ないだけに世の中、歴史的に限りない悲惨とあくなき破壊と大量の人命を失うことになっています。

 科学者は専門分野を追究していくと、整然としていて、実に美しい自然体系に出合い、感動し、偉大な創造主、神の存在を感じ宗教家になりやすいと言われています。優秀な科学者でさえそうなのですから、宗教がなくなる事は考えられません。しかし、せめて宗教の相違や宗派の違いによってテロや戦争など破壊行為を繰り返す、馬鹿げたことはそろそろ今世紀には絶滅して欲しいと思います。ハムラビ法典が原点とされる「目には目を」も結局は得るものはありません。
 神が『ミサイルを発射しなさい』と指示するはずもないこと位は誰でも理解しているはずです。その極々当たり前の常識さえ変貌させてしまう側面があるのも宗教ですし、宗教の異常性です。
 地球そのものの存続が危ぶまれている世紀にいがみあったり、危害を加えたり、戦争したりでは、実にやるせない。今こそ国際法の制定のチャンスではないかと思っています。人間の賢明さを証明するべき世紀です。「核兵器廃絶」、「戦争放棄」、そうです、日本の基本的姿勢を世界中に広まることが正義です。「目には目を」ではなく、「頬を打たれなば」でなくてはならない。

 さて、石油1バーレルを掘り出すコストはたったの15ドル位らしい。最近の石油価格高騰によって、世界中の富は一方的に産油国に集まる構図になってしまいました。自由主義経済では、市場に任せることを基本としていますから、今回のG8でも、懸念はしたものの有効な手立ては話し合うことはなかったようです。

 市場主義経済の限界は見えていますし、米ドルの基軸通貨としての役割もさほど永くはないのではと思われます。石油でボロ儲けして、有り余った金を政府系ファンドとして、更に利益を求めて市場に徘徊させる。本来、市場主義経済は自浄力がなければ成立しない。実業でなく、虚業というか、政府系ファンドなどはもはや市場主義経済を否定するものであり、壊滅的な打撃を与えている。徹底的な規制が必要です。

 世界的に富の分配を明確にする必要もあります。


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2008年07月14日

浮気

 もし山本モナさん並みの女性から、酒が入って『もう帰っちゃうの』と誘われたら当然「据え膳喰わぬは」のたとえ通り、誰しも行く処まで行ってしまう。

 山本モナさんの場合、問題は酒癖の悪さは評判なのでしょうか、常にパパラッチが張っている点です。王監督は二岡選手に対し、年俸一億数千万円の男が無防備にも9800円のラブホテルに入った点を指摘していて、一晩10万円の口の硬い超高級ホテルにすべきだったと苦言。『延長されました』などと平気で証言する安宿では秘密が守れまい。二岡選手がこんな情事に慣れていなかった事が原因でしょうか。

 一方、衆議院議員との写真によって仕事を干された山本モナさん、反省はかなりされたはずです。しかしながら頭脳と下半身は別物、特に酒が入るとコントロールが利かなくなる。いくら平常時に説教され、反省を繰り返したとしても意味は全くない。結局は酒席に絶対に行かないとか、酒量を決めてすぐ帰るなど、怪しい状況を決して作らない生活を徹底的にやるしか方法はない。

 今回はさすがに復帰は難しいかもしれませんね。その点、情事ネタなんかでは決して潰れない松田聖子さんは尊敬に値しますね。

 さて、「浮気はいいか、悪いか」で国民投票をやれば、圧倒的多数で良くない方になるでしょう。平常心で酒も入っていない状態ての投票となれば当然です。それと同様の事を国会で論争するなんて、愚の骨頂としか言い様がありません。売春防止法なんて作ってしまうのです。国会に酒を持ち込み、全員に対して魅力的な若い異性があてがわれ、少し頭脳のコントロールが怪しくなったところで話し合いをやらないと間違ってしまう。

 売春や賭け事など何でも有りの裏社会特区を作るべきです。歴史的に為政者逹は特区を黙認してきた。裏社会の存在によって、表社会が正常化するからです。
 世の中、本来裏社会に存在すべき怪しいDVDや雑誌などが氾濫している。女性と会話した事がない、彼女が出来ないなどの理由で、刃物を振り回す人物も出てくる。

 裏社会を整備し、管理下に置くことによって、世の中、正常化がよりなされる。歓楽街ラスベガス的特区で安く遊べるのが理想です。しかし山本モナさんクラスだと一晩30万円は下らない超高級となるのかな。


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2008年07月09日

国造り

 『科学的根拠が希薄』として「不都合な真実」とまともに向き合うことのなかったブッシュ政権、科学者の議会証言も事前に検閲し、書き換えていたとの報道です。

 自由主義の本丸の米国でそんな事が可能なのかと驚きです。日本ではとても考えられない。首相と言えども絶対権限を持たない日本の方が政治的に進んでいるのかもしれしれません。

 石油メジャーや電力業界がどのようにして、大統領府に圧力を掛けられるのか、共和党の成り立ちに関する事になるのだろうし、想像が及ばない。

 電力についても、コストの安い石炭を大量に使う発電所がかなり存在すると推測されます。未曾有の石炭埋蔵量をほこる米国の脱石炭は経済論理からは厳しいと考えます。
 日本と米国の違いにフト気付いた経験が昔あった。ある大手鉄鋼メーカーの方が米鉄鋼メーカー工場を見学された時の驚嘆された話です。それは日本における相当に昔の懐かしい現場に出会った感じだったらしい。米国の経営者は毎年評価され、株主配当が重視され、利益を生む現場は設備再投資がギリギリまでなされない傾向があるように思います。

 脱石炭化を早くから押し進め、ガスのLPG化、火力発電から、問題はあるにしても原子力発電への転換をしてきた日本は僅か世界の二酸化炭素排出量の5%であるらしい。EUで12%、米国で21%、中国は19%、石炭使用量が大きく影響していると素人ながら推測します。

 ブッシュ政権は中国・インドを枠組みの中に入れ、長期削減目標を決定すべきとの主張を覆すことはなかった。もはや待ったなしの地球環境状況の中で、率先して自ら目標設定をし、世界に範を示すリーダーであるべき米国は京都議定書から早くから離脱し、今回も我が儘を撒き散らし、政治的キナ臭さを前面に出している。

 経済的論理、経済的思考でしか動けない米国、自由主義経済の曲がり角に来ていることを感じます。米国との経済関係などから難しい立場にある日本は、リーダーなどになる必要はないが、主張を曲げない傾向の国民性を持つ欧米に対し、独特な日本的国民性がこの重要な21世紀に大きく貢献できるような気がしてなりません。

 国債発行による政体維持など1日でも早く辞めるなどして、欧米の猿真似的国造りから、世界のお手本となる国造りにへと目覚める時期に来ているのかもしれません。世界から尊敬を持って受け入れられる国を目指す、G8から考えさせられたことです。


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2008年07月03日

ヒラリー・クリントン

 米民主党の大統領候補指名選にようやく決着がついたようなので、少し話題にしたいと思います。

 圧倒的支持層であろうヒスパニック系に対するパフォーマンスとして、あるファーストフード店に立ち寄った時のこと、平気な顔をして『こんな店初めてなのよ』と、のたまわった。こんな人間は、心ない事を平気でやる可能性が高い。自分はファーストフード店に通う生活をしていないと言うなら、パフォーマンスは成功していないし、選挙期間中だけ愛想を振り撒き、当選すれば偉そうにする、見え透いた人間性がはっきりしている。

 若い内に早くから管理職の道を歩んだり、「日本列島改造論の娘」として皆にひれ伏された方のような経験を持つ人達は、時として「上から他人を視る癖」がついていることに気付かない。殆んどの人を自分より実力や才能などを下に視て、対応や会話をする。大概の場合、欠点主義で自分の部下が自分を追い越すなどは考えられない人種である。

 おそらく指名候補として、黒人には負けるなど考えられない想像力であったはずです。かなり早い時期に、民主党内部の賢明な人々によって、敗北を認め民主党の足固めをするよう勧められたにも拘わらず、本人も含め、周りもそして国民をもヘトヘトにするまで引き延ばしてしまった。元々、民主党優位の雰囲気で進められた候補者選びでしたが、「大丈夫かいな」と思わせてしまうところまで来させてしまった。
 つまり、「上から視る癖」を持つ人のやるはずのことをそのまま実行してしまったのです。

 ところで、あれだけ拉致問題を取り上げ、それなりに利用したはずなのに、北朝鮮の核問題を任期中にと優先させ、全て中途半端な形で、北朝鮮独裁政権の延命を図ったブッシュ大統領、最後までアホさ加減を露呈しているので、民主党優位は変わらないとは思います。近年の歴代の米大統領で、優秀な人がいないのも少し不安となっています。
 銀行口座凍結によって、北朝鮮は瀕死の状態であった。核実験を実施し、ロケットを放った。断末魔の行為に近い。米国は直接対話を拒否し続け、正しい戦略を通していた。口座凍結解除をし、六ヶ国協議に持ち込んだ辺りから怪しくなった。核の驚異は分からないわけではないが、中国及びロシアに北朝鮮のハンドリングを任せることを、後2年続けていたとしたら、どうなっただろうと思います。
 今後も、何かうまくいかない事態となると、全ての約束事を破棄して、核実験をすれば世界が歩み寄ってくれることを学習させたことになる。理屈に合わない暴挙に明け暮れる、金独裁政権が確実に延命してしまった。とても六ヶ国協議のような、相手国を「国として認める」ことを前提としたテーブルに付くべき国ではない。

 オバマさんが選挙に勝ち、歴史的に称賛される大統領になられることを祈ります。とりあえず、ヒラリー高慢さんが候補とはならなかったことは良かった。


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2008年06月22日

労働者意識

 先日夜を徹して、労使交渉が行われ、当然ながら平行線のまま物別れに終わったらしい。
 そうです、橋下知事の改革案の目玉である賃金カットの問題です。『民間の企業ならばとっくに倒産している』との知事発言の感覚は、組合側には当然全くない。『我々にも家族がいる』との甘えた論理で組合委員長は発言を繰り返す。その程度の視点や認識で安寧を貪ってきた。民間のリストラされた人々は本当に怒るよ。

 民間では、ストライキをやって待遇改善を図ろうなんて低能な組合は最近非常に少ない。売上が減り、網の目のように広がった関連取引先や最終的にお客様に迷惑が掛かる構図であり、ひいては自分達に火の粉がかかる。労働者意識よりも経営者意識のリーダー達が増えている結果でもあろう。今更ながら、ストライキをやっているのは、かつて「国策企業であった」昔の栄光を引き摺る航空会社位のものでしょう。飛行機が飛ばないことは多大な損害を被る。

 公務員は法律でストライキは出来ないのだろうが、逆に守られ過ぎている点も多かろう。あの組合委員長の甘さは信じられない。
 早くから橋下知事は賃金カットを口にしていたはずだが、あの程度の認識で労使交渉に臨むなど恥ずかしい。おそらく窮状を訴え、駄々を捏ねて、少しでもカット幅を小さくしようとする方針だろう。

 経営者意識が強いリーダ達を育て上げる。逆に言えば雇われ意識が貧弱な労働者を育てる。
 一つの課題に真っ向から立ち向かう時、明らかに行き当たりばったりでなく「戦略」が重要となる。歳費削減が大前提である以上、給与カットは飲まざるを得まい。そうすると労使交渉に臨むための準備はどうあるべきだろう。

 賢いリーダーならば賃金カットを飲む代わりに、提案をいくつか準備し、知事だけでなく誰もが納得する形にすんなり終わることが重要でしょう。
 提案の内容は例えば、様々に予定されている削減目標に対し、職員によって目標以上に実績が上がった場合、その半額をボーナスとして還元するとか、府の施設の徹底活用を促進し、入場収入など利益が大幅に出た場合、賃金に回す。あるいは7800億円と言われる国の巨額委託事業に対し、知恵を出し合い、府支出分に対し大幅削減をなした、更には府に多大な貢献をした場合、賃金補填を実施する。ひょっとしたら、現行賃金より大幅に収入増となる原資は様々に転がっているはずです。

 「戦略」は給与カットを静かに受け入れて、気付かれない内に、逆に賃金収入のアップの可能性のある仕組みを提案し、受け入れさせることです。賢いリーダーはぬるま湯では育たない。


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2008年06月17日

公僕

 橋下知事は府民やメディアから比較的好評で受け入れられているようです。組織内のプロジェクト方式で財政再建を進めていること、徹底したオープン姿勢が基本で、メディアが取り上げ易く府民にことごとく伝わる環境にあることが理由でしょう。5兆円の借金を見逃し、便乗してきた感のある硬直化した府議会の必要性は全く認められないが、心ある議員も存在するらしいのでそこは期待したい。
 議会制民主主義であるにしても、徹底的なガラス張りである以上、府議会定員も30人位でも十分過ぎるのかもしれません。

 橋下知事は学校の芝生化などの公約で出発しただけに心配でしたが、政治世界の難しさを体験する度に視線が定まって来ているように見えます。

 努力が実って、毎年借金返済に到る道にようやく入れたとしても、借金の5兆円を完済するには想像を絶する年数が予想されますが、毎期事業を絞って頑張って欲しいと思います。問題は企業税収に偏った仕組みなのかもしれません。

 さて、府管理職とのミーティングで『あなたを尊敬出来ない』と噛みついた職員が居たらしい。上司に対する態度としては民間では考えられないと橋下知事にたしなめたらしいが、公務員の世界ではここまで程度の低い職員が育っているのが現実だろう。「親と上司は選べない」として、苦労して大人の対応をするのが社会人としての当然の常識であろう。

 親方日の丸、とても公僕とは言えない人種を造りあげたのも国民であり、『お上の言うことだから…』と我慢をし、逆に助成金や補助金などをねだる永きに亘る構図がそうさせたのでしょう。何でもかんでもお上任せの風潮は直接自分に火の粉が降らない限り、政治や行政にさほど関心を持たない国民となってしまった。「お上のやる事は正しい」と漠然とした認識も、大幅に訂正しないといけない。

 本来、人間とは賢い動物であり、課題を自分のものとすれば解決策を考えていく。しかし代議政治が当たり前となった段階で、自分とはさほど関係が認められないとした時点で思考を停止してしまう。

 市町村の合併を進め、道州制が囁かれているが、反対である。小さいほど課題が身近であり、自分の問題として認識できる。それが自治というものであろう。代議制が唯一無二の民主主義と誤解があるが、行政のチェックは徹底的な情報開示により、市民団体や直接の住民投票などで十分であろう。要するに仕組みの問題でしょう。

 国家公務員でも地方公務員でも尊敬すべき人は沢山おられる。しかしながら、全体的に眺めた時、残念ながら程度が低過ぎる。国会議員、地方議員そして公務員が「公僕」として、国民から信頼され感謝され尊敬される、その様な極当たり前の世界にするには少し知恵が必要かもしれない。


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2008年05月26日

人造り

 私は学歴はあまりアテにはならないと考えています。若者の大半が最高学歴を取得出来ない時代、キャリア制度はそれなりに役割を果たしたのかもしれない。しかし戦後の官僚組織がさほど程度の良くない政治家を上手に使って、何をしてきたか、とても百年先を見通した国造りではなく、官僚による官僚のための行政を行ったとしか言い様がない。

 そういった意味では巷にも優秀な人材が沢山存在したはずなのに、景気が良かったからか見過ごしてきた。つまり国民側も同罪と言えるのかもしれません。但し、天下り官僚と言えども、世界的な金持ちになった人は居ないから、狭量の輩のなした胡散臭い組織保全の行政でしょう。

 さてキャリア制度の廃止を目玉に人事制度が検討されているようですが、是非とも実現化するべきです。国家や国民のために働く、他国が参考にするような組織はどうあるべきか議論し尽くして欲しいと思います。
 学歴など関係なく、成長著しい人は、組織の中では適切な教育機会と自己研鑽によって多く生まれます。しかも常識に拘らないアイデアによって難問題に立ち向かう優秀な人を如何に人事部門が把握出来るかが大切で、その把握の仕組み作りも必要です。

 「人造り」が民間であろうが官庁であろうが、大事です。学歴と自己研鑽に頼り切る時代は終わったと考えます。


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